おすすめソフトウェアライセンス4選
- gakuyukaikp
- 5月27日
- 読了時間: 4分
更新日:5月31日
2025/05/27
皆さんは慶應義塾芝共立情報センター(通称 芝共立KIC)が提供している「ソフトウェアライセンス利用」をご存知でしょうか?
これは慶應が生徒や教員向けに提供している無料のソフトウェアライセンスで、登録さえ行えば誰でも無料で有料ソフトが使えてしまうサービスなんです。
以下のサイトから簡単にインストール可能なソフトウェアを確認できます。
ソフトウェアライセンス利用(芝共立 KICのサイトに飛びます)↓
また、ライセンスの取得はK-Supportの「Apps > サービス > ソフトウェアライセンス取得システム」から行うことができます。
ソフトウェアライセンス取得システム(要keio.jp認証)↓
今回は全部で15種類もあるソフトウェアライセンスのうち、特に便利な4つのソフトについて紹介したいと思います。
1.Microsoft 365 Apps

ライセンスの詳細(芝共立KICのサイトに飛びます)↓ https://secure.itc.keio.ac.jp/c/a/skc/ja/software_license_office365.html
使用頻度 :★★★★★
ライセンス取得の容易度 :★★★★★
金額的お得度 :★★★★☆
更新頻度 :在籍中は永続
言わずと知れたWindows向け仕事用アプリです。このアプリ1つに
- Word
- Excel
- PowerPoint
- Outlook
- OneDrive
- OneNote
- Publisher
- Access
- Office オンライン
これら全てが含まれており、レポート作成やデータ解析、クラウド保存といった作業すべてができます。
このソフトウェアを個人で契約すると¥21,300/年かかるので、6年間使うと¥127,800分のサービスを無料で使えます。また、ライセンス取得も慶應のメールアドレスでログインするだけなので非常に簡単です。
注意点として Skype for Business、 Microsoft Teams は含まれておりません。また、有料アプリケーションの購入は基本的にできません。
2.Zoom

ライセンスの詳細(芝共立KICのサイトに飛びます)↓
使用頻度 :★★★☆☆
ライセンス取得の容易度 :★★★★☆
金額的お得度 :★★★★★
更新頻度 :1年度ごと
オンラインミーティング用ツールのZoomの有料プランを無料で使うことができます。Zoomの無料のベーシックプランでは、ミーティングは最大40分、出席者は最大100名の上限がありますが、慶應生なら最大300名参加のミーティングを時間制限無しで行えます。また、クラウド上で録画データを保存する事も可能です(ただし7日間で自動削除)。
似たような有料プランを個人で契約しようとすると¥32,988/年かかるので、6年間で考えると¥197,928分のサービスを無料で使えます。ライセンス取得は申請を送るだけで、1~2時間後に慶應テナントでZoomが利用可能になります。ただし既にZoomの個人アカウントを持っている場合は、別途操作が必要になります。
3.ESET

ライセンスの詳細(芝共立KICのサイトに飛びます)↓
使用頻度 :★★★★★(常に稼働するソフトウェア)
ライセンス取得の容易度 :★★★☆☆
金額的お得度 :★★☆☆☆
更新頻度 :1年度ごと
ESETはスロバキアのソフトウェア企業ESETが提供するセキュリティ対策ソフトウェアで、日本ではCanonが販売しています。セキュリティソフトであるため、どういった場面で便利かなどは説明が難しいのですが、無料の Windows Defender などよりも高レベルなセキュリティがよいけれど、予算はかけたくないという人にはESETがお勧めです。
このソフトウェアを個人で契約すると¥4,950/年かかるので、6年間で¥29,700分のサービスを無料で使えます。ライセンス取得は、まず製品認証キーの取得を申請し、それをESET公式サイトに入力してプロダクトキーを入手し、それをさらにインストールしたESETに入力するのでやや手間がかかります。
注意点として、既に他のセキュリティソフトを導入している場合、ソフト同士が競合して不具合を起こしやすくなるのでアンインストールをする必要があります。
4.ChemDraw

ライセンスの詳細(芝共立KICのサイトに飛びます)↓
使用頻度 :★☆☆☆☆~★★★★★(有機系研究室)
ライセンス取得の容易度 :★★☆☆☆
金額的お得度 :★★★★☆
更新頻度 :1年度ごと
化学構造式をパソコン上で描いたり、自分で描いた構造式から分子の3Dモデルを作ったりすることができるソフトウェアです。1〜3年生の間はレポート作成時に必要な構造式を作る時にたまに使う程度ですが、有機系の研究室に入るとほぼ毎日使うようになります。将来的に有機系の研究室に入ることを視野に入れている人は、1,2年生のうちにソフトウェアの使い方に慣れておくといいかもしれません。
ChemDrawを学生が個人で契約すると¥22,000/年かかるので、6年間契約すると
¥132,000分のサービスを無料で使えます。ライセンス取得は申請後に届いたメールからRevvity Signalsアカウントを作成し、ソフトをインストール後にログインするのでやや手間がかかります。
5.最後に
最後に今回紹介した4つのソフトウェアについて簡単にまとめた表を掲載します。参考にしてください。
使用頻度 | ライセンス 取得の容易度 | 金額的お得度 | 更新頻度 | |
Microsoft 365 Apps | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | 在籍中は永続 |
Zoom | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | 1年度ごと |
ESET | ★★★★★ (常に稼働する ソフトウェア) | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | 1年度ごと |
ChemDraw | ★☆☆☆☆~★★★★★ (有機系研究室) | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | 1年度ごと |
(記事作成:飯井)
(特別協力:中森)